自動車・バイクのエンジンオイルの交換サイクルはどのくらいが無難なのか?

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自動車業界に勤めて15年ほどになる当ブログ管理人のコウくんです。

今回はそんな自分が考える自動車・バイクのオイル交換サイクル』はどの程度が良いのかをご紹介していきます

エンジンオイルの役割

オイル交換サイクルの話をする前に『エンジンオイルの役割』について簡単に書いていきます。

エンジンオイルの大きな役割は

  1. 潤滑
  2. 密封
  3. 冷却
  4. 清浄
  5. 防錆

の5つがあります。

潤滑』はオイルという言葉からイメージしやすいと思いますが、エンジン内部の動きをスムーズに動かす役割を持っています。

密封』はエンジン内部の(ピストンやシリンダ等)の隙間を埋めてエンジン性能が100%発揮できる様にしています。

冷却』エンジンオイルはエンジン内部を冷却する役割も持っています。

清浄』はエンジン内部を汚れ・不純物が堆積しないような役割を持ってます。

防錆』はエンジン内部に発生した水分による錆の発生を防ぐ役割を持っています。

『エンジンオイル=潤滑・清浄させる為』というイメージを持っている人も多いかもしれませんが、それ以外にも重要な役割を担っています。

長期間・長距離を未交換のまま使用し続けると上記の性能が劣化し、『エンジンの損傷』『エンジンの性能低下』などにつながります。

その為、定期的な交換が必要となります。

また、車齢・車種により『オイル消費』でエンジンオイル量が減る場合もあります。

月に1度でも良いので『エンジンオイル量』の点検も行う様にしてください。

結論:オイル交換サイクルの無難なタイミングは

では、どの程度の頻度で『エンジンオイル』を交換したら良いのか?

これについては様々な考え方があるので『絶対にコレ!!』というのは言い切れません。

が、個人的には

自動車のエンジンオイル交換サイクル

『3ヶ月』もしくは『3,000〜5,000km』毎でどちらか早い方で交換。

バイクのエンジンオイル交換サイクル

『3ヶ月』もしくは『1,000〜3,000km』毎でどちらか早い方。※但し50cc(原付一種)は『3ヶ月』もしくは『500〜1,000km』でどちらか早い方と少し早いサイクルで行った方が良いと考えてます。

前述した通り、『オイル交換サイクル』に関してはいろんな人の考えがあると思いますので『絶対にこれ!』というつもりはありませんが、一つの参考例にしてもらえればと思います。

ちなみに自分は車は『3,000〜5,000km』を目安に、バイクは『2,000km』を目安に交換しています。

メーカー推奨の交換サイクルはもっと『遅い』&『長距離』だけど、詐欺じゃね??

車・バイクのメーカーによって多少の誤差がありますが、推奨の交換時期は先ほど紹介したものよりも『遅い』そして『長距離』での交換を推奨している場合が多いです。

ですが、それらは『通常使用』を想定してのもので『シビアコンディション』での使用の場合は別途記載されている事がほとんどです。

『シビアコンディション』での使用時の交換推奨頻度は『通常使用時』の半分の場合が多く、先ほど紹介したものとそれほど差がないものとなっています。

シビアコンディションとは??

メーカーが想定するシビアコンディションの一例としては

  • 短距離走行が多い→1回8km以下の走行
  • 低速走行が多い→目安30km/h以下
  • 走行距離が多い→目安年間20,000km以上
  • 山道走行(上り・下り坂が多い)
  • 悪路走行

とされています。

上記の条件に当てはまる場合は遅くとも『シビアコンディション』時の推奨期間でのオイル交換を実施する様にしましょう。

そして、多くの場合が『シビアコンディション』に該当する場合が多いと思います。

街乗りメイン・近場の買い物が多いという使い方をされている人は多いと思います。

メーカー推奨の交換時期を参考にする場合は取扱説明書・メンテナンスノートを参考に『シビアコンディション』時の交換時期も把握しておく様にしておきましょう。

距離を走ってないのになぜ交換が必要なの?

エンジンオイルを長距離使用したら『汚れが溜まってよろしくない』というのはなんとなくイメージがしやすいと思います。

ですが、短距離だと『まだ交換しなくて良くない?』『もったいなくない?』と感じる人も多いと思います。

ですが交換から一定期間経過している場合はエンジンオイルの交換をするようにしましょう

オイル交換後の走行距離が短くても、エンジンオイル内部に水分が徐々に蓄積されて性能を劣化させていきます。

水分を含む原因は『結露』や『短距離走行』が考えられます。(場合によってはエンジン内部の破損も考えられます。)

エンジンオイルが多くの水分を含んでしまうと『求められる性能』を維持する事が出来ずにエンジン内部の損傷やエンジン性能の劣化につながります。

交換後距離も走っておらず、エンジンオイルの見た目が綺麗だとしても、一定期間経過している場合はオイル交換を実施する様にして下さい。

ハイブリッドはエンジン使用頻度が少ないんだから交換頻度少なくて良くない?

これも、逆に『エンジンが暖まりにくい(暖気不足)』ので、一般車両同様にエンジンオイル交換を実施することをお勧めしたいです。

バイクの交換距離が短い理由は?

バイクの交換距離を車よりも短めに紹介した理由は『自動車以上にエンジン回転数が高い』です。

小排気量になればなるほど、高回転を維持して走行する機会が多い分、エンジン・エンジンオイルへの負担も大きくなります。

負担が大きくなる分、エンジンオイルの劣化も早まるとの考えから『2,000km』毎の交換を紹介させていただきました。

距離だけでなく期間も考えて、定期的にオイル交換を実施して自動車・バイクの性能を万全に

以上『自動車・バイクのオイル交換サイクルはどのくらいが無難?』についてご紹介させていただきました。

さまざまな考え方や事情があるとは思いますが、定期的なエンジンオイルの点検・交換を実施して自動車・バイクの性能をベストな状態で維持できる様にしてみてください。

長期間エンジンオイルを交換しないで使用していると、思わぬトラブル・故障に見舞われてしまい、余計な出費を被る事になってしまいます。

それでは『良きカーライフ・バイクライフ』をお送りください。

バイク

Posted by koukun