自転車にも青切符導入、2026年までに実施される予定とのこと
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自転車による交通違反への反則金制度(青切符)の導入を盛り込んだ道路交通法改正案が、2024年3月5日閣議決定されました。
改正案は今の通常国会に提出され、成立すれば2026年までに実施される様になるらしいです。
実施された場合の青切符の対象は
青切符の対象は16歳以上で、反則金は5,000円〜12,000円程度になる想定をされている様です。
反則対象は
- 信号無視
- 歩道を徐行しない
- 一時不停止
- 携帯電話を使用しながらの運転
- 右側通行
- 自転車の通行禁止箇所を走行
- 傘やイヤホンを使用しながらの走行
などを含む100種類以上が違反対象になる予定です。
危険行為は現在同様赤切符を切られる
飲酒運転や妨害運転など20種類程度の違反行為は現行同様赤切符が交付されて、刑事罰の対象になります。
自転車は無法地帯
自転車は気軽に利用が出来る移動手段で多くの方が一度は利用した事があると思います。また、現在も自転車を日常的に利用している人も多いでしょう。
免許も不要で老若男女問わずに利用出来るので、非常に便利な乗り物ですよね。
ですが免許が不要な分、ルールを守っている人が非常に少ない様に感じます。
見かける違反行為で多いのは
- 信号無視
- 一時停止無視
- 無灯火走行
- 携帯電話を使用しながらのながら走行
- 逆走
- 並走
- 歩行者に対するベル
これらの行為をする人が非常に多いです。
一応交通ルールが決まってはいるものの、そのルールは形骸化している様に感じ、自転車界隈は無法地帯と言っても良いと思います。
警察も取り締まりをする気があまりない様な感じなのも『?』と感じてしまいます。
青切符の導入でもう少し厳しく・気軽に取り締まりが行われる環境が作られて、上記の様な交通ルール違反を行う人が減ってくれれば嬉しく思います。
無法地帯の原因は『そもそもルールを知らない』?
無法地帯の原因はそもそも交通ルールを知らない人が多いのではないかと考えます。
歩行者の延長線上で自転車を利用している人が多いのではないでしょうか?
私自身もロードバイクに乗る様になった時に、自転車の交通ルールを調べてから知る事になりました。
シティサイクル(ママチャリ)を通常使いしている人達は、なかなか自転車の交通ルールを積極的に知ろうとする事は少ないのではないでしょうか?
自転車の交通ルールを周知徹底する為にも『免許制度』の導入は難しいにしても『講習会を受ける等』交通ルールを知る機会・それを守らなかった場合の罰則を知る機会などを設けて義務化するなどして、自動車などの運転免許程ではないにしても簡易的な免許制度を作るなどの施策が必要ではないかと思います。
罰則を強化するなら、自転車利用者にも分かりやすい様に交通ルール周知する方法も同時に考えていただきたいと思います。
自転車を使用しやすい環境づくりも
自転車は車やバイクと同じ車両の仲間で、道路交通法では『軽車両』とされています。
なので、自転車は基本的に車道の左側を走行する必要があります。右折時も二段回右折が必要です。(ほとんど守っている人はいないと思いますが。)
ですが、実際に車道を走るとなると……
- 狭い車道
- 荒れた路肩
- 危ない運転をする自動車
- 路上駐車
などなど『車道を走れ』という割には安心して走る事が非常に難しい道路事情となっています。(地域によっては自転車用レーンが用意されている所もある様ですが)
『自転車=車両=道路を走れ』とするならば、道路環境を自転車も利用しやすい様な環境作りを進めていく必要があると思います。
でないと、車道を自転車で走るというのは正直非常に恐いです。
実際『ロードバイクに乗る事を辞める』結果となりました。
- 車道を走るのは恐い・危ない
- 歩道を走るのも危ない
からの『どこで乗れば良いん?』状態に……
自転車への罰則強化と同時に
現状無法地帯状態の自転車環境なので自転車への罰則を強化自体は強く賛成なのですが……
それと同時に『違反を減らす』為の施策・対策も並行して行なって欲しいです。
前述した様に
- 自転車向けの交通ルールの講習の義務化
- 自転車が走りやすい様な道路作り
などを行わずに、罰則だけ強化しても反発や混乱ばかり招くだけの結果や警察の取り締まりもグダグダになり形骸化されかねない(=やってる感を出す為だけの改正)で終わる事になってしまうと思います。
故意に悪質な運転をしている輩は徹底的に取り締まりを行って欲しいですが、実際はなぁなぁに済ませる未来しか見えないというのが本音です。
自転車を取り巻く環境がどの様に変わっていくのか今後も注目していきたいですね。
自転車を利用している人は今のうちに改めて自転車の交通ルールを勉強し直す事をお勧めします。
自転車の交通ルールをよく知らない人はこの機会に勉強してみて下さい。
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