【エンジンオイル乳化】ワコーズ/フラッシングオイル水分除去性能プラスをニンジャ400に使ってみた感想【白いクリーム状のオイル】

ニンジャ400を通勤から休日の移動の足に利用している管理人のコウくんです!

通勤距離が片道5km程しかない為、季節によってはエンジンが暖まりきる前に会社に到着してしまいます。

エンジンがしっかり暖まる前に目的地へ到着してエンジンを切る』を繰り返した結果起こるのが『エンジンオイルの乳化現象』です。

エンジンオイルの乳化が気になったので、その対策として今回は『ワコーズ/エンジンフラッシングオイル水分除去性能プラス』を使ってみました。

その使い方から使ってみての感想までご紹介していきますので、興味がある方は読んでみて下さい。

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エンジンオイルの乳化とは?

乳化したオイルが原因でオイル窓が白くなってしまってます。

本題に入る前に『オイルの乳化』とはどういった状態か簡単にご紹介します。

エンジンオイルの乳化現象とはエンジンオイルが白いクリーム状になってしまう事です。

そうなってしまう原因はエンジンオイル内に水分が混入してしまった為です。

なぜエンジンオイルに水分が混入してしまうのか?その理由の多くは

  • 結露
  • エンジンの暖気不足
  • 部品の破損

などが、考えられます。

自分の場合は『通勤距離が短く、暖気不足』の為と考えられます。

オイルが乳化した状態で使用し続けると、エンジンオイルが本来の性能を発揮する事が出来ずに(エンジンの保護性能(潤滑・防錆)や密封・清浄性能の低下)エンジンにダメージを与えてしまう可能性が高まります。

エンジンオイルの乳化が見られたら早急にエンジンオイルの交換を実施する様にしましょう。

ワコーズ/エンジンフラッシングオイル水分除去性能プラス

個人的には『エンジンフラッシング』というものは基本的には必要ないと考えています。

ですが今回紹介するフラッシングオイルは『水分除去性能』がプラスされているとの表記がされていた為、乳化したオイルの除去に良い効果があるのかな?と興味を持ち実施する事にしました。

フラッシングオイルを使用した理由
  • エンジンオイルの乳化が気になった為
  • 水分除去効果に期待して
  • 走行距離が10,000kmを超えたので

上記の事から、気休め程度かもしれませんが試してみる事にしました。

ワコーズ/エンジンフラッシングオイル水分除去性能プラスの使用方法

使用方法は商品外箱に記載されているので間違える事はないと思いますが、使用方法を一応ご紹介していきます。

  1. オイルを抜く
  2. フラッシングオイルを入れる
  3. 20〜30分アイドリングする
  4. フラッシングオイルを抜く
  5. オイルエレメントを交換する
  6. 新油を入れる
  7. オイル量を調整確認して完了

と言って感じです。

DIYでオイル交換した事がある人なら、一手間工程が増えるだけで特別難しい事はないです。

①オイルを抜く

乳化しているのでもっとカフェオレ的な色のオイルが出てくると期待したんですが、意外と普通の色でがっかりしました。

ちなみにドレンガスケットはこの時点ではまだ交換せずに再利用しました。

②フラッシングオイルを入れる/③20〜30分アイドリングする

フラッシングオイルを2/3〜規定量入れます。

3L缶なので車種によっては2〜3回分使用できますね。

その後エンジンを始動し20分〜30分アイドリングで放置します。

長時間アイドリングで放置するので、住宅街等ではご近所迷惑が考えられます。その為、使用する場所に配慮する必要がありますね。

30分経過後↓

オイル窓の曇りは解消されました。

エンジン内部にあったであろうクリーム状の物も解消された事が期待出来ます。

④フラッシングオイルを抜く/⑤オイルエレメントを交換する

フラッシングをし終えると、あとは通常のオイル交換の工程を行うだけです。

またフラッシングを行う場合は必ずオイルエレメントも同時交換する様にして下さい。

また、ドレンガスケットもこのタイミングで新品に交換する様にして下さい。

ドレンガスケットを再利用出来ない事もないですがオイル漏れの原因になる事がありますので、基本的にはドレンガスケットはオイル交換毎の交換をオススメします。(ショップによっては再利用している場所もある様ですが、そういうショップは個人的には利用したくないです。)

⑥新油を入れる/⑦油量を調整して終了

オイルを抜きドレンボルトを締めて、オイルエレメントの交換も完了したら

新油を入れて、エンジン始動→油量確認・調整したら終了です。

作業時間はアイドリング時間を含めても60分もあれば終える事が出来ると思います。

ワコーズ/フラッシングオイル水分除去性能プラスをしようしてみて

今回フラッシングをしてみての感想ですが、以前の考えと変わる事なく『基本的にはしなくて良い』です。笑

フラッシング・オイル交換直後はオイル窓の曇りが取れたので満足していたんですが、しばらくしたら再度オイル窓が白く曇りました。笑

使用環境を変えないと根本的な問題解決にはならないですね。

気休め程度でフラッシングを行う事自体は悪くないと思います

が、定期的にオイル交換を行なっているならフラッシングは不要かなと思います。

また、オイル交換をサボりがちの人も不要かと思います。(というか実施しない方が良い)

オイル交換をしてない人にフラッシングをお勧めしない理由

エンジン内部の汚れをとる事を目的にフラッシングされる事が殆どだと思います。(というか、それ以外ないと考えられますが。)

が、エンジンオイルの交換サイクルが極端に長いorほとんどオイル交換していない人がフラッシングを行うと、こびり付いていた汚れが一気に取り除かれて、その汚れがオイルの通り道に詰まってしまい不具合の原因となってしまう可能性があります。

また、エンジンに使用されているシール剤等にダメージを与えてしまう可能性もあります。

汚れを取り除く為に良かれと思って行なうフラッシングですが、不具合の原因となるリスクを考えると個人的には『エンジンオイルの交換サイクルが極端に長いorほとんどオイル交換していない人』のフラッシングもオススメしないです。(以前カー用品店に勤めていた時もお客さんには勧めていませんでした。)

※即効性ではなく徐々に汚れを除去する『遅効性』の物もありますが、それでもリスクがある事に違いないと考えます。

フラッシングを行うよりも、小まめなオイル交換を実施する方が断然エンジンに良いと思います。

エンジンオイルの乳化が見られた場合もフラッシングではなく、早目のオイル交換を実施して様子を見てみても良いと思います。

管理人のオイル交換サイクル

ちなみに管理人が現在乗っているニンジャ400の交換サイクルは2,000km毎に実施しています。(車を所有していた頃は3,000km〜5,000km毎に実施していました。)

使用環境やバイク・車の排気量差、ターボの有無でオイル交換サイクルは変わってきますので、所有しているバイク・車のオイル交換サイクルはどの程度が良いのか普段利用しているショップに聞いてみるのも良いと思います。

さいごに:フラッシングはしなくても良いという管理人の考え

今回は『水分除去性能プラス』という言葉に興味が湧き、個人的にはオススメしないフラッシングを実施しましたが……

『まぁ、しなくて良いかな』

と、変わらぬ結論に至りました。

フラッシングにお金を支払うなら、その分のお金をオイル交換に回してオイル交換頻度を増やした方が良いです。

普段からオイル交換を小まめに実施して、エンジン内部のキレイさとエンジンの調子の維持を保てる様にしましょう。

あくまでも個人的な考えではありますが、フラッシングは不要です。