誰でも乗ることが出来る便利な乗り物。『自転車』の危険性と問題点
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大人から子供まで日常の足として利用している人が多い乗り物『自転車』
- 免許不要
- 年齢制限なし
- 燃料不要
- 維持費がほとんどかからない
などメリットが多く、誰でも乗る事が出来るので『日常の足』として自転車を利用している人は多いと思います。
安価なシティサイクルになると10,000円弱程度から購入する事が出来るのも人気の一つかと思います。
また、高性能なロードバイク・悪路の走破性を重視したマウンテンバイク・通常の自転車以上に楽に乗る事が出来る電動自転車など多様なバリエーションがラインナップされています。
車やバイクと違い気軽に乗る事が出来る自転車ですが、気楽さ故に多くの危険性も潜んでいます。
自転車の危険性やルール、問題点を改めて確認してより良い自転車生活を送りましょう。
自転車は軽車両
自転車は道路交通法で軽車両となっています。
なので、原則として車道を走行する必要があります。
気軽さ故に多くの人が何気なく乗っていると思いますが、車やバイクと同様に様々な道路交通法による交通ルールが存在します。
自転車でも交通違反は刑事罰
車やバイク同様自転車も交通ルールを無視した運用をした場合、違反の内容に応じて様々な刑事罰を受ける事もあり得ます。
違反内容と罰則内容の一例
信号無視
3月以下の懲役又は5万円以下の罰金
飲酒運転
5年以下の懲役又は100万円以下の罰金
一時不停止
3月以下の懲役又は5万円以下の罰金
無灯火
5万円以下の罰金
車道通行
3月以下の懲役又は5万円以下の罰金
左側通行等
3月以下の懲役又は5万円以下の罰金
などがあります。(北海道警察/自転車の主な交通ルール違反の罰則一覧を参照)
実際には多くの交通ルールがあるものの実際には無法地帯状態なのが自転車の交通環境の現状と思いますが。
自転車の交通ルールの問題点
上記の様な交通ルールが自転車にはあるものの、その運用には多くの問題点があると思います。
交通ルールの形骸化
管理人が今まで生活してきた上で、自転車を上記の様な交通違反とで取り締まっている所を見た事がありません。
稀にニュースで都市部での取り締まりのニュースを目にしますが、実際は殆ど取り締まりの活動をしていない様に感じます。
その結果、自転車に関する交通違反の常態化が進んでいるのではないかと考えます。
交通ルールの周知不足
免許不要で幼い頃から乗る事が出来る自転車ですが、そのルールを知る機会というのは運転者自身が意識して学ぼうとしないと知る機会は殆どない様に感じます。
管理人自身もロードバイクに乗る様になってから自転車の交通ルールを知る事になりましたので、それ以前は多くの交通違反をしていたと思います。
最低限のルールを周知徹底できる様な環境作りが今後は必要と考えます。
例えば原付の免許取得の様な試験位は導入した方が良い様な気がします。
そうでもしないと自転車の交通ルールを知らずに利用している人だらけで、自転車が絡む事故は今後も絶える事はないでしょう。
自転車向けの道路整備の不十分さ
交通ルールをしっかり守らせる為には、自転車が走りやすい道路環境を作る必要もあります。
現在の道路環境は完全に不十分です。
自転車は原則車道の走行が必要とは言うものの、正直日本の道路事情で車道を走るのはかなり怖いです。
荒れた路肩・違法駐車の車両・自転車が走るスペースの少なさなどから、とても安全に走れるとは思えません。
管理人もロードバイクに乗る様になってからしっかり自転車の交通ルールを守る様に走ろうとしましたが恐怖の方が大きいです。
安全に走れる環境でもなく、かと言って歩道を走るにはロードバイクでは危ないので結局面倒になり乗らなくなりました。
自転車の交通ルールを守らせたいのなら、同時に自転車が安全に走れる環境づくりも同時に進めるべきだと思います。
環境が不十分だとしても交通ルールは守る努力は利用者には必要
日本の自転車事情としては交通ルールが浸透しにくい環境とは思います。
ですが、自転車に乗る以上乗り手自身が交通ルールを知る必要性があると思います。
幼い子供ならまだしも(子供にも教える・守る必要はありますが)
いい年齢の学生から大人まであまりにも酷い運転が多過ぎます。
- 信号無視
- 携帯を使用しながらの運転
- 車道の逆走
- 無灯火
- 一時不停止
- 安全確認をせずに横断・進路変更
- 並走
- 歩行者へのベルの使用
などなど。
自転車に乗る人も『車両』を扱っているという認識をしっかり持つ様にしなければ、事故で痛い目をみる事になると思います。
自転車事故で人を傷付けた場合の損害賠償
自転車を軽くみて扱っている方も多いと思いますが、自転車事故で人を傷付けた場合高額の損害賠償が発生する事もあります。
高い物では億に迫る事例もあります。
軽い気持ちで自転車を利用した結果、人を殺め高額の賠償も発生したらその後の人生はかなり悲惨なモノになると思います。
そうならない為にも、しっかり自転車の危険性と交通ルールを頭に入れて交通安全意識をもう一度持った方が自分の為になり結果的には他人の為にもなります。
大事な事なので繰り返しますが『自転車は車両です』
自転車は車両です。
取り扱いを間違えれば、人を殺す可能性を持っている乗り物です。
免許不要で幼い頃から扱う事が出来る乗り物なので、気軽に扱っているかもしれませんが、認識を改めて交通安全を意識した自転車の利用をする様にしましょう。
また、子供がいる方は子供たちに交通ルールを教えながら一緒に学び直すのも良いと思います。
自分・自分の大切な人・周りの人の安全の為にも、たかが自転車と思わずに交通ルールを守り安全運転でお願いします。
また、もしもの時の為に自転車向けの保険の加入もする様にしましょう。転ばぬ先の杖です。
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