【DIY失敗談】ニンジャ400(2018〜2022モデル)のブレーキパッド交換方法、のはずが失敗した話とその結果
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2022年7月頃に購入したニンジャ400の走行距離が遂に10,000kmを迎えそうになっている管理人のコウくんです!
10,000kmを前にしてフロントのブレーキパッドの残量が結構少なくなっていましたので今回はブレーキパッドの交換をしていきます。
という予定でしたが、失敗して余計な作業&余計な出費をする事になりましたので、その状況をご紹介していきます。
自分で作業する方は管理人と同じ様な事にならない様に十分に気を付けて作業を行う様にして下さい。また、自信がない場合は素直にショップに作業を依頼する様にして下さい。
ブレーキパッドの交換自体は、工具と知識があればそこまで難しいものではありません。
ですが、ブレーキ作業での組み付けミス等は大きな事故に繋がる可能性があり、ブレーキの整備不良=事故等のトラブルに直結してしまいます。
なので、基本的にはDIYでのブレーキパッド交換作業はオススメしません。
それでもDIYで作業を行う場合は、確実な取付と取付後のチェックを確実に行う様にして下さい。(可能なら整備経験がある方に指導・確認してもらいながらの作業をお願いします。)
『なんとなく』『こんなもん』と簡単に考えていると重大な事故につながってしまいますので、細心の注意を払い作業に取り組む様にして下さい。
繰り返しになりますが『ブレーキの不良=事故』と言っても過言ではないと思います。
ご自身で作業を行う場合は細心の注意を払いながら作業に取り組んでください。
交換する為に準備したブレーキパッド/デイトナ ゴールデンパッド
今回フロントブレーキパッド交換の為に準備したブレーキパッドは『デイトナ/ゴールデンパッドX』という商品です。
メーカー希望小売価格は5,060円(税込)(2024年1月現在)ですが、ネットショップ等で購入すると3,500〜4,000円程度で購入する事が出来ます。
4,000円程度で済むなら安いものかと、商品が届いた時までは考えてましたが…
ニンジャ400のブレーキパッド交換の簡単な流れ
ブレーキパッドの交換の流れをざっくり簡単にご紹介していきます。
- 上記画像の①の六角ボルト(5mm)を緩めておく
- 上記画像の②のボルト(12mm)を緩めてキャリパーを取り外す(ABSの配線に注意・キャリパーを落とさない様に注意)
- キャリパーを取り外したら『1.』で緩めた六角ボルトを完全に取り外す(ボルトを外すとパッドが外れます。落としてホイール等に傷が入らない様に注意)
- パッドを取り外したらキャリパーピストン部分周辺の清掃を行い、ピストンを押し戻してパッドを組み付けて逆の要領で取り付け・組み付けていく(パッドの必要箇所にパッドグリースを塗布した方が鳴きの予防になります)
※詳細は他の方のブログで詳しく書かれているので、そちらを参考にして下さい。(当方失敗しているので)
作業自体はそれほど難しくないと思います。
が、私は失敗しました。
ちなみに私自身自動車整備士として働いており、当然ながら自動車のパッド交換は何度も行っております。
が、私は失敗しました。
なぜ失敗したのか?というと
ニンジャ400のブレーキパッド交換で失敗した理由
失敗した理由は
画像指先にある六角ボルトをがっつり『なめました』。
六角レンチがクルクル回るレベルに絶望的なまでになめました。
上記の六角ボルト部分が『かなり硬い』です。注意して作業しないと同じ様になめる可能性がありますので『要注意』です。
なめた原因としては
- 工具の選択ミス
- 注意不足
の2点です。
『硬っ』『これなめるんじゃね?』
と考えたものの、なんとかなるかと勢い任せに作業を行なった為に…上記の様な状況に陥りました。
使った工具は上記の様なラチェットハンドルに取り付けるビットタイプのものを使用しました。
この工具は以前から仕事でも使用していたので、若干角が落ちており引っ掛かりが良くありませんでした。
個人的には
- 新しいものを準備する
- L字型の六角レンチをパイプ等で延長して使う
の2点を行うべきだったかと思います。
失敗後に試した事
六角レンチが使用できない状況になってしまったので、普通に外す事は不可能となりました。
しかし取り外さない事にはブレーキパッドが交換出来ない。
という事で外す努力はしてみました。
①ポンチとハンマーを使ってボルト回せないかな?→ポンチがうまく噛む事が無理
②ワンサイズ上の六角レンチを入れてみる→当然ながら入らない
③なめたボルト用の工具を使用してみる→噛み込みはしたものの回す事は出来ずに最終的には更になめた
上記画像の工具とこれにに似た工具の2種類を試してみました。(約3,000円使用)
どれも取れる気配がなく…
ボルトをドリルで破壊する事も考えたものの→キャリパーをダメにしそう、というかおそらくダメにする。
というわけで最終的に出した答えが
ニンジャ400のパッド交換を失敗した結果→キャリパー交換という余計な出費
最終的に出した結論は
『もう外すのは無理・不可能、あぁクソ、キャリパー交換や(泣)』
というものでした。
というわけで、購入しました。新品の純正キャリパー。
また、キャリパーを交換する際にブレーキホースを取り外すので『ブレーキホース用のガスケット』とブレーキフルードが抜けてエア抜きも必要になるので『DOT4ブレーキフルード』も同時に準備しました。
その額、ざっくり『25,000円』なり。
ブレーキパッド交換、数千円で済むはずだったのに想定外の出費でなかなか精神的なダメージとお財布に大ダメージです。
まぁ、これしか方法はないと判断したので仕方ないんですが
『DIY』でニンジャ400(250)のブレーキパッドの交換を考えている方は本当に気を付けて下さい。(安全面と経済面の二重の意味で)
ちなみに新品時でも六角ボルトは結構硬かったです。なので、緩める時は同じ失敗をしないか変に緊張してしまいました。
というわけで、キャリパー交換して、パッドの交換も無事?完了
余計な出費に気持ちが萎えつつも、部品が届いたからには作業を
キャリパーを外しまして、新品キャリパーに取り替え。
ちなみに、ブレーキパッドの残量は2mmでした。(走行距離9,600km程度)
ようやく取り付ける事が出来た新品パッド
キャリパー交換→ブレーキパッド取り付け→ブレーキフルードのエア抜きを行い無事に完了
キャリパー交換自体は20分程度で終わりました。
ですが、こうなった場合は工賃を出してショップに依頼した方がよろしいかと思います。作業ミスで事故を起こしてしまう可能性がありますので。
ニンジャ400(250)(2018〜2022モデル)のブレーキパッド交換は難しくはないですが、個人的にはDIYはオススメしません
ニンジャ400のブレーキパッドの交換自体はそれほど難しいものではないと思います。(私は失敗しましたが)
ですが、前述しましたがブレーキは『安全面』に直結するもので、作業ミス=事故につながってしまいます。
なので個人的には気軽に作業を行うのはオススメしません。
また、知識があっても自分みたいに作業ミスをしてしまい余計な出費を被る事になる可能性もありますので、少しでも不安がある様でしたら工賃を出してでもショップに依頼した方が結果的に安上がりに済む可能性もなくはないと思います。
どうしても『DIY』で作業をしたいという場合は、細心の注意を払って作業を行う様にして下さい。初めての場合は経験者に見てもらいながらの作業をオススメします。
また、作業時の増し締めは可能な限りトルクレンチを使用する様にして下さい。
バイクを万全な状態で維持して、安全安心なバイクライフをお送りください。
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